夕べの夢(玉入れ)


夏の夜道を歩いていたら…

たった二人でやぐらを囲み、盆踊りしている男女を見た。

 

二人とも、若くて、端正な顔立ち。

背もすらっとしていて、浴衣姿がさまになる。

 

盆踊りを踊っている二人は、とても綺麗で、

まるで映画を見ているよう。

 

夢の中の私は…

絵になる二人に魅了され、しばし釘付け。

 

 

盆踊りが終わって…

帰ろうとする私の元に、二人がやってきた。

 

「盆踊り、どちらが上手だったか教えてほしい」

そう言う二人は、背中にかごをしょっている。

 

地面を見ると、あたり一面に玉入れの玉が落ちていて…

その玉を、上手と思った分だけ二人のかごに入れるらしい。

 

 

「そんなこと言ったって、二人とも上手だったんだけど…。」

 

困り果ててるところに…

 

たっくさんの子供が通りかかり、玉入れの玉を見つけ…

地面から拾って、二人の背中のかご目がけて投げ入れる。

 

「わ~い!!! わ~い!!!」

 

私も、子供たちに交じって玉入れを楽しむ。

 

かごを背負う二人も…

あっちこっちに逃げ回りながら、玉入れを楽しむ。

 

 

地面に一つの玉もなくなったのを確認して…

二人のかごの玉の数を数えはじめる。

 

子供たちも私も、その二人も…

 

「ひとぉ~つ!!!」

「ふたぁ~つ!!!」

「みっつぅ~!!!」

 

…と、声を合わせて大盛り上がり。

 

その頃には…

どっちが上手いかなんて、どうでもよくなっていた。

 

 

 

 

 

「上手くできるかどうかより、楽しめるかどうか」

 

夢はそう教えてくれた。

 

 

ありがとう。