夕べの夢(砂漠)


ここは砂漠。

 

夢の中の私は、砂ぼこり舞う炎天の屋外で…  

若い子たちに交じって、授業を受けている。

 

机の上に広げた教科書には、砂が積もるし…

目や口に、砂は入るし…    

座ってる椅子も、砂に流されて傾いてくる。

 

砂を吸ってノドが痛い。

胸が苦しい。

 

こんな劣悪な環境では… 

とてもとても、授業に集中できるはずがない。

 

心は… 

ギスギス。


 

 

 

ジェットスキーに乗って、砂ぼこりを舞い あげながら

数学の先生がやってきた。

 

そして…

その男の先生が、突然、私にキスをした。

 

 

「ハッ!?何???」

 

  

先生が私にキスをした瞬間…

私のカラカラに乾いた心がとけ、一瞬で潤いが戻る。

 

それと同時に…

今まで砂漠だった景色が、高原の広場に変わった。

 

 

 

やわらかな太陽の陽ざし。

平らで安定感のある土の地面。

木陰のなんとありがたいことか。

 

目を開いても痛くない。

ノドも痛くない。

 

 

心地よい風が吹き抜ける中で

私は、クラスメイトの若い子に…

 

「学校が、砂漠じゃなくなってよかったね。」

と言ったら…

「砂漠?何のこと?」

                            

「エッ!?さっきまで、砂だらけの砂漠にいたじゃない?」

「ううん、ずっとここだったよ。」

 

「???」

 

状況を把握できない私のことはおかまいなしに…

数学の授業がはじまる。

 

 


 

 

「自分の心の持ち方次第で、見える景色は変わる」

 

夢は、そう教えてくれた。

 

 

 

ありがとう。